Windowsコマンド SORT

はじめに

本記事はサクシードが執筆したものです。Windowsコマンドの参考資料としてお読みください。(本記事の内容とお使いのPCのコマンドでは動作や機能など異なる場合があります。ご利用の際はご注意ください。)

SORT

SORT [/R] [/+n] [/M KB] [/L ロケール] [/REC レコードバイト][[ドライブ1:][パス1]ファイル名1] [/T [ドライブ2:][パス2]][/O [ドライブ3:][パス3]ファイル名3]

/+n
各行の比較を始める文字番号 n を指定します。/+3 は、各行の 3 番目の文字から比較を始めることを意味します。n 文字より少ない行は、ほかの行より前に照合されます。既定では、比較はそれぞれの行の最初から始めます。

/L[OCALE] ロケール
指定されたロケールでシステム既定のロケールを上書きします。””C”” ロケールは、最も速い照合シーケンスに従います。現在指定できるロケールは “”C”” のみです。並べ替えは、常に大文字と小文字を区別します。

/M[EMORY] KB
並べ替えに使うメイン メモリのサイズを KBで指定します。メモリ サイズは、常に最小160 KB で制限されます。メモリ サイズが指定された場合、メイン メモリをどれだけ利用できるかにかかわらず、指定されたサイズのメモリを使用します。

通常は、メモリ サイズを指定していないとき、最高のパフォーマンスを得られます。既定では、並べ替えが既定の最大メモリ サイズに格納できる場合は、(一時ファイルを使わないで) 1 回のパスで実行します。そうでない場合は、(一部の並べ替えられたデータを一時ファイルに格納して) 2 回のパスで実行し、並べ替えと結合パスのためのメモリのサイズを等しくします。入力と出力の両方がファイルの場合、既定の最大メモリ サイズは利用できるメインメモリの 90% になります。そうでない場合は、メイン メモリの 45% になります。

/REC[ORD_MAXIMUM]
文字数 レコードの最大文字数を指定します (既定値 4096、最大値 65535)。

/R[EVERSE]
並べ替えの順序を降順にします。つまり、Z から A、9 から 0 の順に並べ替えます。

[ドライブ1:][パス1]ファイル名1
並べ替えられるファイルを指定します。指定されていない場合、標準入力を並べ替えます。入力ファイルを指定する方が同じファイルへの標準入力をリダイレクトするより速くなります。

/T[EMPORARY]
[ドライブ2:][パス2]
データをメイン メモリに格納できないときのために、並べ替えのための一時記憶域を保持するディレクトリを指定します。既定ではシステムの一時ディレクトリを使用します。

/O[UTPUT]
[ドライブ3:][パス3]ファイル名3
並べ替えられた入力ファイルが格納されるファイルを指定します。指定されていない場合、データは標準出力に書き込まれます。出力ファイルを指定する方が同じファイルへの標準出力をリダイレクトするより速くなります。

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