chgrp

名前

chgrp

書式

chgrp [options] group file…

POSIX オプション: [-R]

GNU オプション (簡略形式): [-cfvR] [--dereference] [--reference=file] [--help] [--version] [--]

説明

chgrp は file のグループ所有権を group に変更します。groupの指定方法はグループ名、数値でのグループ ID、もしくは参照用のファイルを使うことができます。

POSIX オプション

-R
指定したディレクトリとそのディレクトリに含まれるファイルやディレクトリ等のグループ所有権を再帰的に変更します。

GNU オプション

-c, --changes
グループの変更があった file それぞれについての動作を詳細に表示します。

--dereference
シンボリックリンク自身ではなく、それが指している先を変更します。

-f, --silent, --quiet
グループを変更できなかったファイルについてのエラーメッセージを出力しません。

-h, --no-dereference
シンボリックリンクを変更します。

-v, --verbose
全ての file について変更した (もしくはしなかった) という動作を詳細に表示します。

-R, --recursive
ディレクトリやそこに含まれるもののグループ所有権を再帰的に変更します。

--reference=file
指定されたファイルとディレクトリを file と同じグループに変更します。

GNU 標準オプション

--help
標準出力に使用方法を出力します。

--version
標準出力にバージョン情報を出力します。

使用例

sample.txtのグループ所有権をapacheに変更します。

  1. ls -lと入力することでsample.txtのアクセス権が分かります。(ここではuserになっています。)
  2. chgrpでグループを指定します。(ここではapacheを指定しています。)
  3. 再度、ls -lと入力してsample.txtのグループ所有権がuserからapacheに変更されたことが分かります。
# ls -l sample.txt
-rw-rw-r--. 1 user user 26 9月 10 03:04 2018 sample.txt
# chgrp apache sample.txt
# ls -l file
-rw-rw-r--. 1 user apache 26 9月 10 03:04 2018 sample.txt

 
-vオプションを使用すると以下のようになります。

# chgrp -v apache sample.txt
`sample.txt’ のグループを apache に変更しました
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