cat

名前

cat

書式

cat [-benstuvABET] [--binary] [--number] [--number-nonblank] [--show-all] [--show-ends] [--show-nonprinting] [--show-tabs] [--squeeze-blank] [FILE…]

cat [--help] [--version]

説明

cat は指定したファイルの内容を標準出力に表示します。ファイルを指定しない場合は標準入力から読み込みます。

オプション

-b, --number-nonblank
初めの行を1行目として空白でない行に番号を表示します。

-e
‘-vE’ と同じです。

-n, --number
初めの行を1行目として、すべての行に番号を付けて表示します。

-s, --squeeze-blank
連続した空白行を、1つの空白行にまとめます。

-t
‘-vT’ と同じです。

-u
何もしません。 Unix との互換性のために存在します。

-v, --show-nonprinting
<LFD> と <TAB> とを除く制御文字を ‘^’ 表記を使って表示します。高位ビットがセットされている文字は、前に ‘M-’ を置いて表します。

-A, --show-all
‘-vET’ と同じです。

-B, --binary
DOS プラットフォームのみ使用します。ファイルの読み書きをバイナリモードで行います。バイナリ/テキストモードについては以下の記述を参照してください。

-E, --show-ends
各行の最後に ‘$’ を表示します。

-T, --show-tabs
<TAB> 文字を ‘^I’ と表示します。

--help
標準出力に使用方法のメッセージを出力します。

--version
標準出力にバージョン情報を出力します。

DOSのテキスト/バイナリモード

cat はデフォルトではテキストモードを用い、標準出力がファイルまたはパイプにリダイレクトされたときにはバイナリモードを用います。

バイナリモード
--binary
--show-nonprinting

テキストモード
--number-blank
--show-ends
--number
テキストモードでは文字変換が行われます。(<CR>を<CR><LF>に変換する等)。

使用例

テキストファイル sample.txt があります。意図的に2行目と3行目には何も記述していません。

January
February
 
 
March

 
catコマンドでファイルの中身を表示します。

$ cat sample.txt
January
February
 
 
March

 
-bオプションを使用すると以下のようになります。

$ cat -b sample.txt
   1  January
   2  February
 
 
   3  March

 
-nオプションを使用すると以下のようになります。

$ cat -n sample.txt
   1  January
   2  February
   3
   4
   5  March

 
-eオプションを使用すると以下のようになります。

$ cat -e sample.txt
January$
February$
$
$
March$
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