情報量の増大とコミュニケーションの変化

情報量の増大とコミュニケーションの変化

令和元年版 国土交通白書にて、ICTの進歩に伴う情報量の増大とコミュニケーションの変化などについて公開しています。

急増するデータトラヒック量

世界のインターネット上の情報量(1日当たり)は1992年(平成4年)に100GBでしたが、2017年には40億GBとなるなど飛躍的に増大し、2022年には130億GBになると予想されています。(表1)

(表1) データトラヒック量
GB per day
1997 2,400
2007 172,800,000
2017 4,026,240,000
2022 13,020,480,000

このような中、例えば、世界における写真の撮影枚数(年間)は、2000年代から急激に増大しています。(表2)

(表2)世界全体で撮影された写真の枚数の推移
年数 億枚
1970 100
1980 250
1990 570
2000 860
2010 3,800
2017 13,000

これは、カメラ付き携帯の普及によって、個人がいつでも手軽に写真を撮影し、データとして大量に保存できるとともに、SNSなどにより共有が可能となったこと等が要因であると推察されます。

実際に、我が国の代表的なSNSであるLINE、Facebook等の利用率について見ると、2012年では41.4%でしたが、2016年には71.2%と急増しました。SNSは、これまでのメディアとは異なり、個人が情報の発信者となること、また、従来では想定できなかったような人とつながり、新たなコミュニティを形成することが可能です。このように、ICTの進歩は、我々のコミュニケーションを変化させ、社会に大きな影響を与えています。

なお、郵便物の配達数に関して、電子メールやSNS等通信手段の発展により、年賀状の発行枚数は、2003年(平成15年)の44.6億枚から2017年には29.7億枚と3割以上減少しています(表3)。

(表3)年賀状の発行枚数の推移
総発行枚数(万枚)
1990 380,000
1995 392,500
2000 422,500
2005 408,500
2010 382,025
2015 320,167
2017 296,527

詳細はこちらをご覧ください。
国土交通白書 2019(国土交通省)


ライセンス情報
本記事は国土交通省から発表された国土交通白書 2019(国土交通省)の資料をもとにサクシードが執筆しました。記事の公表に関しましては「国土交通省 ホームページ リンク・著作権・免責事項」に従っております。

記事の投稿日
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